2019年に公開されたNetflixオリジナルドラマ、アンブレラ・アカデミー。「特殊能力」というキーワードとポップなビジュアルに惹かれて、シーズン1（10話）を視聴しました。
今回は第3話「7号としての人生」をご紹介します。
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-3話「7号としての人生」あらすじ
父の記録映像に不信な点を見つけた3号・アリソン。1号・ルーサーにも映像を見せ、兄弟の意見を聞くために家族会議を開きます。
一方5号は2話で救出したドローレスと、義眼を製造しているメリテック社で張り込みをしています。手がかりはつかめるのでしょうか。
また、5号を追っていたヘイゼルとチャチャはドーナツショップの店員から彼の身元に繋がる情報を得て、兄妹たちがいる家へと向かい襲撃します。果たして兄妹たちはどのように立ち向かうのか。
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 製作
2019年配信/アメリカ/1話45～60分
配信：Netflix
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 の原作・登場人物
原作のジェラルド ウェイって誰？マイ・ケミカル・ロマンスとは？
本作品の原作は、同名のコミックシリーズ『The Umbrella Academy』で、原作者はマイ・ケミカル・ロマンスというバンドのヴォーカル、ジェラルド・ウェイです。
2020年3月に大阪公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大予防のため中止となっています。
私はマイ・ケミカル・ロマンスの存在は知りませんでしたが、過去に氷室京介とのコラボ、Mステ出演、日本公演も実施していたので、ファンの方も多そうです。原作を知らなくても十分楽しめると思います。
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1のキャスト
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レジナルド・ハーグリーヴス卿：コルム・フィオール
1号（ルーサー）：トム・ホッパー
2号（ディエゴ）：デイビッド・カスタニェーダ
3号（アリソン）：エミー・レイヴァー・ランプマン
4号（クラウス）：ロバート・シーハン
5号（–）：エイダン・ギャラガー
6号（ベン）：ジャスティン・H・ミン（1話では既に亡くなっている設定です）
7号（ヴァーニャ）：エレン・ペイジ
「アンブレラ・アカデミー」登場人物のおさらい
1号（ルーサー）：体が大きく、怪力。父の命令で月で何かの任務をおこなっている。唯一、父を慕っている様子。
2号（ディエゴ）：ナイフ投げの達人。ひとりで自警団のような活動をしている。父のことは憎んでいるが、母のことは慕っている様子。
3号（アリソン）：発した言葉を現実化することができる。女優として活躍中。
4号（クラウス）：死者と対話できる。（シラフの時のみ）6号・ベンは常に傍にいる様子。
能力を抑えるためにドラッグを常用している。暴力的なことは苦手そう。
5号（–）：瞬間移動、タイムトラベルができる。13才の時に行方不明となった。
6号（ベン）：体からタコの足のようなものを出せる？ 故人のため詳細不明。
7号（ヴァーニャ）：能力なし、バイオリン奏者。兄姉の暴露本を発表し孤立。
母：母親代わりに造られたアンドロイド。
ポゴ：執事。チンパンジー。
「アンブレラ・アカデミー」前回（シーズン1-2話）のあらすじ
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-2話のあらすじを復習したい方はこちらへ。
https://eigaou.com/68
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-3話（Netflix）のネタバレ・考察・感想・レビュー
平凡な7号・ヴァーニャ
父からは事あるごとに「特別なところがない」と言われ続け、アカデミーのメンバーにも入れず孤独を感じていた7号・ヴァーニャは5年前に家族の暴露本を書きました。
一時は売れたようですがブームも去り、家族からもさらに孤立してしまいました。
現在の7号・ヴァーニャはというと、管弦楽団に所属しているものの遅刻しても気づいてもらえないほどの存在で、第一バイオリンの人には別の道も考えた方が良いとまで言われてしまいます。ここで7号・ヴァーニャは薬を飲みますが、今までも数回そのようなシーンがあったように思います。安定剤などを常用しているのかもしれません。
レナードと急接近
管弦楽団の練習帰り、2日前からバイオリンを教えているレナードのことを思い出し、彼が経営するアンティークショップに向かいます。
彼もまた7号・ヴァーニャのことが気になっていたようで、ヴァーニャをモデルにした自作の木彫りの彫刻をプレゼントします。
7号・ヴァーニャはすっかり気を許した様子で食事の誘いにも快く応じます。その時、3号・アリソンが来て家族会議をするから帰ってくるように言われ、食事は延期に。急展開すぎますが..、ヴァーニャにとって良い人だといいなーと思います。
家族会議
前日に3号が見た父の記録映像に不信な点があり、兄妹にも見てもらうために家族会議が開かれました。5号は2話（リンクはる）で訪れた義眼の製造会社で怪しい人物の出入りがないか張り込みをしているため不参加です。
母が父の死に関わっているようにも見える映像でしたが、よく見ると母が父の片眼鏡を外しているだけのようでした。2号・ディエゴは母が片眼鏡を持っているのを見て、家族から疑われるのを避けるために、捨てたようです。
母はアンドロイドなので、家族に死の危機がある時には介入するようにプログラムされていたようです。しかし、父の死を見ているだけだったことから不具合を疑う兄妹。1号・ルーサーは母を停止すべきと提案します。全員で投票するため、5号の帰りを待つことに。
一方張り込み中の5号は、義眼の製造会社で怪しい車とお金（？）の受け渡しをしている研究者を見つけ、後を追います。
家族に迫るヘイゼルとチャチャ
シーンは変わり、前日のデパートでの襲撃事件を捜査する警察。見つかった薬莢は現在のものではなく、1963年のものということです。ヘイゼルとチャチャは過去の人物ということなのでしょうか。
ヘイゼルとチャチャはというと、5号暗殺の期日があったようなのですが失敗に終わり減給され焦っています。ドーナツショップを訪れ店員に子どもについての話を聞き、腕に傘マークのタトゥーがあったという手がかりから、兄妹がいる家まで辿り着きます。
ハーグリーヴス家の襲撃
ヘイゼルとチャチャは玄関の鍵を壊し中に入ります。家族会議は一旦解散しているため、バラバラの部屋にいる兄妹。まずは2号・ディエゴが2人と鉢合わせし、様子がおかしいことに気付いた1号・ルーサーと3号・アリソンも合流します。
マシンガンでガンガン撃ってきますが、兄妹たちもナイフや武力で応戦します。
4号・クラウスはヘッドホンで音楽を聴いていて騒ぎに全く気付いていません。
シラフのため6号・ベンの姿も見えていて、騒ぎを知らせようとしていますが完全無視です。
激しい攻防の末ヘイゼルとチャチャは怪我を負い退散しますが、去り際にチャチャが大きいシャンデリアを落として1号・ルーサーが下敷きになってしまいます。
怪力でシャンデリアを持ち上げますが、服が破れてむき出しになった上半身は毛むくじゃらでまるでゴリラのような、人間とは思えないものでした。家族は知らなかったよう言葉が出ない様子です。子どもの頃の1号・ルーサーはそんな体ではなかったようなので、そうなった経緯が気になります。
母の様子とディエゴの決意
敵が帰り、母の様子が気になった2号・ディエゴ。
あれだけの騒ぎだったにも関わらず、母は何も気付かなかった様子で刺繍をしていました。しかし、手元を見ると自分の手も一緒に縫い付けています。
母を1番愛している2号・ディエゴでしたが壊れかかっている母を見ていられなかったのでしょう。涙しながら母の腕を裂き、停止させたのです。
ヴァーニャの行き先とヘイゼルが持ち帰ったもの
騒ぎの後、足手まといだと家を追い出されてしまった7号・ヴァーニャ。能力がないから危険とはいえ、またもや家族からはじき出されてしまい悲しそうです。
そんな7号・ヴァーニャが向かった先は、ヘイゼルのお店でした。心の穴を埋めてくれる存在になるといいですね。
一方ヘイゼルとチャチャは傷つきながらも、別々に常宿のホテルまで帰ることができました。チャチャは自分を置いて先に帰りさらには寄り道してドーナツまで買っていたヘイゼルに若干の怒りを覚えつつも、「今夜は完敗だった」と肩を落とします。
しかしヘイゼルは「それはどうかな。」と自信あり気です。
なんと、車のトランクには縛られた4号・クラウスが人質となっていました。
4号・クラウスは今はシラフなので6号・ベンも一緒にいるはずですが、どうなってしまうのでしょうか..。
アンブレラ・アカデミー シーズン1-3話の使用楽曲
アンブレラ・アカデミーは各シーンでの使用楽曲にこだわりが感じられます。
楽曲の力でともて印象深いシーンになると感じたので、最後に紹介しておきます！
The Yardbirds – “Lost Woman”
The Hollies – “We’re Through”
Nina Simone – “Sinnerman”
音楽配信サービス「Spotify」ではアンブレラ・アカデミーのプレイリストが複数シェアされていますので、気になる方は探してみてくださいね。私もよく聴いています！
「アンブレラ・アカデミー」次回のあらすじ
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-4話のあらすじ
「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-4話のあらすじはこちら。
https://eigaou.com/97/
（photo Netflixオリジナル『アンブレラ・アカデミー』）
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