「アンブレラ・アカデミー 」シーズン2-3話(Netflix)の あらすじ・ネタバレと感想。原作シェラルド・ウェイ

3.5
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春文

大学時代は文学部史学科文化人類学専攻で宗教、西洋文化史、サブカルチャーなどを勉強。趣味は漫画映画ジブリYouTube芸能ダークアカデミア、地域文化、ブログなど。現在は制作会社の運営などもしてます。

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2019年に公開されたNetflixオリジナルドラマ、アンブレラ・アカデミー。「特殊能力」というキーワードとポップなビジュアルに惹かれて、シーズン1から視聴しました。
今回は2020年7月に公開されたシーズン2の第3話「スウェーデンの三つ子」をご紹介します。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン2-3話「スウェーデンの三つ子」あらすじ

5号が中心となり、バラバラになった兄妹たちを集めようと奔走しています。1号、2号とは再会できましたが、まだ団結には至っていません。今回は誰と再会できるのか、そして協力は得られるのでしょうか。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン2 製作

2020年配信/アメリカ/1話約50分、全10話
配信:Netflix

「アンブレラ・アカデミー」シーズン2 の原作・登場人物

原作のジェラルド ウェイって誰?マイ・ケミカル・ロマンスとは?

本作品の原作は、同名のコミックシリーズ『The Umbrella Academy』で、原作者はマイ・ケミカル・ロマンスというバンドのヴォーカル、ジェラルド・ウェイです。
2020年3月に大阪公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大予防のため中止となっています。
私はマイ・ケミカル・ロマンスの存在は知りませんでしたが、過去に氷室京介とのコラボ、Mステ出演、日本公演も実施していたので、ファンの方も多そうです。原作を知らなくても十分楽しめると思います。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン2のキャスト

 

 

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レジナルド・ハーグリーヴス卿:コルム・フィオール
1号(ルーサー):トム・ホッパー
2号(ディエゴ):デイビッド・カスタニェーダ
3号(アリソン):エミー・レイヴァー・ランプマン
4号(クラウス):ロバート・シーハン
5号(–):エイダン・ギャラガー
6号(ベン):ジャスティン・H・ミン
7号(ヴァーニャ):エレン・ペイジ

「アンブレラ・アカデミー」登場人物のおさらい

1号(ルーサー):体が大きく、怪力。父の命令で月で何かの任務をおこなっている。唯一、父を慕っている様子。
2号(ディエゴ):ナイフ投げの達人。ひとりで自警団のような活動をしている。父のことは憎んでいるが、母のことは慕っている様子。
3号(アリソン):発した言葉を現実化することができる。女優として活躍中。
4号(クラウス):死者と対話できる。(シラフの時のみ)6号・ベンは常に傍にいる様子。
能力を抑えるためにドラッグを常用している。暴力的なことは苦手そう。
5号(–):瞬間移動、タイムトラベルができる。13才の時に行方不明となった。
6号(ベン):体からタコの足のようなものを出せる? 故人のため詳細不明。
7号(ヴァーニャ):能力なし、バイオリン奏者。兄姉の暴露本を発表し孤立。
母:母親代わりに造られたアンドロイド。(シーズン1で死亡)
ポゴ:執事。チンパンジー。(シーズン1で死亡)
ライラ:2号・ディエゴが収容されている精神病院の入院患者。

「アンブレラ・アカデミー」前回(シーズン2-2話)のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン2-2話のあらすじを復習したい方はこちらへ。
https://eigaou.com/198/

「アンブレラ・アカデミー」シーズン2-3話(Netflix)のネタバレ・考察・感想・レビュー

4号の3年間

2話で4号・クラウスは宗教の教祖なのか?!という描写がありましたが、今回は冒頭で4号・クラウスが1960年に到着してから兄妹が揃う1963年まで、どのように過ごしていたかが描かれていました。
ある日ダイナーで食事をしていますがホームレスと思われて店員に追い出されてしまいます。そして偶然居合わせた富裕層のご婦人になぜか拾われます。シラフの4号・クラウスは6号・ベンの姿が見えていてさらにお互いに触れられる能力も開花しているので、それを利用して空中浮遊しているかのようなパフォーマンスをして一気に教祖として祭り上げられたようです。
兄妹たちと合流する3年の間に国内の都市を周ったりインドに行ったりして宗教活動をしていましたが、とうとう我慢できなくなり1963年サンフランシスコでの活動中に信者たちの元から逃げてしまいました。
 

 

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2号とライラ

2話の最後で若き日の父に刺されてしまった2号・クラウスでしたが、精神病院から脱走して一緒に行動していたライラに助けられていました。
怪我の療養のため部屋に籠っていて3話では動きなしですが、なにやらライラといいかんじです。
と思ったのですが、ライラはなんとハンドラーの娘であることが発覚しました!5号は元々ライラのことを怪しんでいましたが2号はライラといいかんじになってしまったので、今後何かがあっても正しい判断できなそうな予感がします..。
(それより..2号はシーズン1の時よりもだいぶ太りましたね)

1号と3号はニアミス

ある日ルーサーは、ランニング中に見かけた女性の後ろ姿に3号・アリソンの姿を重ねます。5号や7号と再会したことで、3号・アリソンもどこかにいると思ったのでしょう。雇い主に人探しを頼むことにしました。
居場所はすぐに分かり、1号・ルーサーは家へと向かいます。2号・アリソンは不在でしたがちょうど釈放された夫のレイが帰宅したところで、1年前に2人が結婚した事を聞かされます。そしてレイに「話がしたい」という伝言を残して1号・ルーサーは帰宅します。
その晩ファイトクラブでの試合が開催されましたが、2号・アリソンの結婚にショックを受けている1号・ルーサーはいじけモードになり、わざと相手を煽りボコボコに負けてしまいます。(まだこのキャラ続くのね..)

3号と4号の再会

拘置所で見かけた男から4号・クラウスと思われる人物の情報を聞いた3号・アリソンは、ある屋敷を訪れクラウスと再会できました。お互いの近況報告し、4号・クラウスは拘置所で会った黒人男性のレイがアリソンの夫であると知ります。
そしてケネディ大統領のダラス訪問に合わせてデモを行う予定だったが、夫のレイが拘留されてしまい決行が危うい状況であると聞かされます。そこで4号・クラウスは6号・ベンの力を借りてポルターガイスト的なことで警官を脅し、レイを釈放させることに成功しました。
その晩のデモでは白人専用ダイナーのカウンター席を仲間の黒人たちで埋めて、普通の客として扱うように抗議します。そこへ遅れてレイもやってきますが、義兄弟を名乗る白人が2人も現れたことを伝え2号・アリソンへ不信感をあらわにします。アリソンの動揺によって白人vs黒人で張り詰めていた空気が壊れ、白人警官が一気に反撃に出てきます。
レイは警官に外へと連れ出され、執拗に殴られてしまいます。なんとか止めようとしたアリソンでしたが、どうすることもできずついに能力を使って警官を追いやってしまいます。そのことでレイからはさらに不気味がられてしまいます..。そこへ4号・クラウスがやってきて危険だからとアリソンを連れ出します。

5号と7号の再会

ある日の夜、7号・ヴァーニャが車で家に帰ろうとしていた所へ1話で2号を襲ったコミッションの3人が現れます。(今回のタイトルになっていますが三つ子のスウェーデン人だそうです)7号・ヴァーニャは路肩に突っ込んでしまった車を捨ててとうもろこし畑へと逃げ込みますが、3人のうちのひとりに見つかってしまいます。しかし、撃たれる..!という瞬間に能力がさく裂し男を吹っ飛ばします。
その頃電気店では、エリオットの装置がヴァーニャの能力に関係する音波の異常を検知したため5号が現場へ向かいました。
朝になり5号はとうもろこし畑に隠れていた7号・ヴァーニャを発見します。畑をかき分けて道路へ戻る途中、とうもろこしが倒れて直径50mくらい?のミステリーサークルがありました。記憶はなくてもヴァーニャの破壊力は健在のようです。
ダイナーで今までの経緯を説明し、世界滅亡を防ぐために協力が必要だと説得します。7号・ヴァーニャは居候している家のシシーと息子のハーランのことを気にしつつも、一旦は5号に付いていくことにしました。
果たしてこのまま協力は得られるのでしょうか。
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完全に余談ですが、1960年代初頭のアメリカではエメラルドグリーンが流行っていたのでしょうか。車や洋服、制服などで多く使われていてツボでした。映画グリーンブックも同じ時代の話ですがエメラルドグリーンの車でしたね。
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アンブレラ・アカデミー シーズン2-3話の使用楽曲

アンブレラ・アカデミーは各シーンでの使用楽曲にこだわりが感じられます。楽曲の力でともて印象深いシーンになると感じたので、最後に紹介しておきます!
Bill Martin and Phil Coulter – “I Gotta Get The World Off My Back”
Boney M. – “Sunny”
Joe Tex – “I’ll Never Do You Wrong”
The Stranglers – “Golden Brown”
音楽配信サービス「Spotify」ではアンブレラ・アカデミーのプレイリストが複数シェアされていますので、気になる方は探してみてくださいね。私もよく聴いています!
 
(photo Netflixオリジナルシリーズ『アンブレラ・アカデミー』独占配信中)

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