「アンブレラ・アカデミー 」シーズン1-9話(Netflix)の あらすじ・ネタバレと感想。原作シェラルド・ウェイ

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春文

大学時代は文学部史学科文化人類学専攻で宗教、西洋文化史、サブカルチャーなどを勉強。趣味は漫画映画ジブリYouTube芸能ダークアカデミア、地域文化、ブログなど。現在は制作会社の運営などもしてます。

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2019年に公開されたNetflixオリジナルドラマ、アンブレラ・アカデミー。「特殊能力」というキーワードとポップなビジュアルに惹かれて、シーズン1(10話)を視聴しました。
今回は第9話「変化」をご紹介します。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-9話「変化」あらすじ

3号・アリソンからレナードが危険人物であることを知らされた7号・ヴァーニャですが、自分の能力が意図的に封じ込められていたことを知り、アリソンに瀕死の怪我を負わせてしまいました。ヴァーニャは家族に謝罪し受け入れてもらいたい気持ちもありましたが、それを許さないレナード。能力に目覚めたヴァーニャはどのような行動を取るのでしょうか。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 製作

2019年配信/アメリカ/1話45~60分
配信:Netflix

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 の原作・登場人物

原作のジェラルド ウェイって誰?マイ・ケミカル・ロマンスとは?

本作品の原作は、同名のコミックシリーズ『The Umbrella Academy』で、原作者はマイ・ケミカル・ロマンスというバンドのヴォーカル、ジェラルド・ウェイです。
2020年3月に大阪公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大予防のため中止となっています。
私はマイ・ケミカル・ロマンスの存在は知りませんでしたが、過去に氷室京介とのコラボ、Mステ出演、日本公演も実施していたので、ファンの方も多そうです。原作を知らなくても十分楽しめると思います。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1のキャスト

 

 

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レジナルド・ハーグリーヴス卿:コルム・フィオール
1号(ルーサー):トム・ホッパー
2号(ディエゴ):デイビッド・カスタニェーダ
3号(アリソン):エミー・レイヴァー・ランプマン
4号(クラウス):ロバート・シーハン
5号(–):エイダン・ギャラガー
6号(ベン):ジャスティン・H・ミン(1話では既に亡くなっている設定です)
7号(ヴァーニャ):エレン・ペイジ

「アンブレラ・アカデミー」登場人物のおさらい

1号(ルーサー):体が大きく、怪力。父の命令で月で何かの任務をおこなっている。唯一、父を慕っている様子。
2号(ディエゴ):ナイフ投げの達人。ひとりで自警団のような活動をしている。父のことは憎んでいるが、母のことは慕っている様子。
3号(アリソン):発した言葉を現実化することができる。女優として活躍中。
4号(クラウス):死者と対話できる。(シラフの時のみ)6号・ベンは常に傍にいる様子。
能力を抑えるためにドラッグを常用している。暴力的なことは苦手そう。
5号(–):瞬間移動、タイムトラベルができる。13才の時に行方不明となった。
6号(ベン):体からタコの足のようなものを出せる? 故人のため詳細不明。
7号(ヴァーニャ):能力なし、バイオリン奏者。兄姉の暴露本を発表し孤立。
母:母親代わりに造られたアンドロイド。
ポゴ:執事。チンパンジー。
レナード:7号・ヴァーニャのバイオリンの生徒。

「アンブレラ・アカデミー」前回(シーズン1-8話)のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-8話のあらすじを復習したい方はこちらへ。
https://eigaou.com/116/

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-9話(Netflix)のネタバレ・考察・感想・レビュー

アンドロイド母の誕生

能力が封印される前のヴァーニャのシーンです。オートミールが嫌いなようで、ひとり朝食の席に居残りしています。シッターさんが優しく食べさせようとしますが、気に入らないため能力で吹っ飛ばしてしまいます。次のシッターさんも、その次のシッターさんも…。
そこで父とポゴが開発したアンドロイドの母が登場です。いつも通り能力で吹っ飛ばしますが、首が180度回転して背中の方を向いてしまっても普通に話しかけてくる母に恐怖を覚え、急いでオートミールを食べる7号・ヴァーニャ。それからはシッターさんは雇わず、アンドロイド母がひとりで子どもたちの面倒を見ていたようですね。
冒頭でサラっと描かれていましたが、シュールでクスっと笑えるシーンで好きでした。

失望したヴァーニャ

森のコテージから逃げレナードの自宅に戻ってきた2人。7号・ヴァーニャはアリソンを傷つけてしまったことにとても動揺しています。兄弟にきちんと説明したいと言うヴァーニャですが、「きっと憎まれているから行かない方がいい、君の理解者は僕だけだから」と説得されます。
しかしレナードが別の部屋に言っている時に、父の日記を見つけ自分がレナードに操られていたこを悟りました。レナードは家族の元に戻ろうとするヴァーニャを「君はやっぱり弱い人間だ、特別じゃない普通で平凡な人間だ」と追い詰めます。するとヴァーニャは能力を使って、レナードを殺してしまいました。
9話始まってまだ10分ちょっとですよ。あんなにも執着していたのに切り替え早いな、ヴァーニャ…。明らかに能力をコントロールしていて、一皮剥けたかんじです。

アリソンの命とクラウスの知られざる能力

その頃、兄弟たちはアリソンを連れて自宅に戻っていました。2号・ディエゴの輸血と母の治療でアリソンは一命を取り留めたものの、声帯の損傷が激しく声が出せるか分からない状況です。
4号・クラウスは血が汚れていると輸血を断られたことに落ち込み、ドラッグを探しています。傍にいた6号・ベンの霊に止められますが、お構いなしで見つけたドラッグを口に含みます。6号・ベンは、クラウスには触れられないと分かっていながらも殴りかかったのですが、今回はなぜかクリーンヒットして2人とも驚いています。
4号・クラウスは今まできちんと訓練していなかったようなので、誰も気付いていない能力があるということでしょう。今後どのように活躍するのか楽しみです。

ヘイゼルが向かった先

アリソンの命が助かったことが分かると2号・ディエゴ、4号・クラウス、5号はレナードを探しに自宅へ行きましたが、レナードは既に死んでいました。ヴァーニャの行方は気になるものの、義眼もレナードにぴったりのようだし世界崩壊は止められた、と一旦家に帰ります。
するとヘイゼルがやってきました。チャチャを迎え撃ちに行ったのではなかったのですね。組織を辞め、世界崩壊を止めるために力になりたいと言います。5号は、重要人物が死んだのでもう世界崩壊は起きないとヘイゼルに伝えます。安心したヘイゼルは、過去と決別するように自分とチャチャの銃を置いて家を去ります。

ヘイゼルとアグネスの再会

世界崩壊が止められたことを知りアグネスの元に帰るヘイゼルですが、ホテルでは案の定チャチャが待ち構えいて、アグネスは処刑台に設置されています。そして2人とも銃は持っていませんので、素手で激しく戦います。
チャチャに意識を落とされそうになりヘイゼルがフラついている間に、処刑台の下にある煮えたぎった浴槽にアグネスが落ちる…!と思った瞬間に、時が止まり組織のハンドラーが現れます。
2人に用事があるようですが、何を伝えに来たのでしょうか。

ルーサーの決断

一方、レナードを殺し自宅に戻った7号・ヴァーニャですが、前日に3号・アリソンが残した留守電のメッセージを聞き、兄弟たちに真実を説明するためにハーグリーヴスの家に行きます。そして、アリソンとポゴからヴァーニャの力について聞かされた1号・ルーサーがヴァーニャを家に迎え入れます。
本気で3号・アリソンを心配し、必死に謝る7号・ヴァーニャに危険な雰囲気はありません。1号・ルーサーはそんなヴァーニャを優しく受け止めるかと思いきや、気を失わせて地下の部屋に軟禁してしまいました。「新しい力を発見して怯えてる妹を閉じ込めるなんてあんまりだ」と兄弟たちは反対しますが、1号・ルーサーは一歩も譲りません。
父が能力を封じた結果こうなってしまったのに、なぜ1号はヴァーニャの話をきちんと聞いてあげないのでしょう。父とポゴの裏切られたといじけていたくせに、ここぞとばかりに長男の特権を振りかざす1号・ルーサーはなんて子どもなんだ…。8話に続き、イライラキャラです。
そして7号・閉じ込められたヴァーニャは子ども姿の自分という幻視に惑わされて、自分を閉じ込め仲間外れにする兄姉たちへの怒りの感情でいっぱいになり、軟禁部屋を破壊してしまいました。青白い顔ですっかり別人のように覚醒しまった7号・ヴァーニャ。ラスト1話、どのような展開になるのでしょうか。
 

 

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アンブレラ・アカデミー シーズン1-9話の使用楽曲

アンブレラ・アカデミーは各シーンでの使用楽曲にこだわりが感じられます。楽曲の力でともて印象深いシーンになると感じたので、最後に紹介しておきます!
Traditional French Children’s Song – “Lundi Matin”
Lesley Gore – “Sunshine, Lollipops and Rainbows”
Smith Westerns – “All Die Young”
音楽配信サービス「Spotify」ではアンブレラ・アカデミーのプレイリストが複数シェアされていますので、気になる方は探してみてくださいね。私もよく聴いています!
(photo Netflixオリジナル『アンブレラ・アカデミー』)
 

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