「アンブレラ・アカデミー 」シーズン1-8話(Netflix)の あらすじ・ネタバレと感想。原作シェラルド・ウェイ

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春文

大学時代は文学部史学科文化人類学専攻で宗教、西洋文化史、サブカルチャーなどを勉強。趣味は漫画映画ジブリYouTube芸能ダークアカデミア、地域文化、ブログなど。現在は制作会社の運営などもしてます。

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2019年に公開されたNetflixオリジナルドラマ、アンブレラ・アカデミー。「特殊能力」というキーワードとポップなビジュアルに惹かれて、シーズン1(10話)を視聴しました。
今回は第8話「ウワサを聞いたの」をご紹介します。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-8話「ウワサを聞いたの」あらすじ

レナードが危険人物であることが発覚し、ひとりでヴァーニャを探しに行く3号・アリソン。4号・クラウスは亡き父との対面で兄妹が一致団結することの重要さを認識しました。それぞれが、危機感を強めた一方で1号・ルーサーは7話から引き続きいじけています。世界滅亡を防ぐために兄妹は一丸となれるのでしょうか。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 製作

2019年配信/アメリカ/1話45~60分
配信:Netflix

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 の原作・登場人物

原作のジェラルド ウェイって誰?マイ・ケミカル・ロマンスとは?

本作品の原作は、同名のコミックシリーズ『The Umbrella Academy』で、原作者はマイ・ケミカル・ロマンスというバンドのヴォーカル、ジェラルド・ウェイです。
2020年3月に大阪公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大予防のため中止となっています。
私はマイ・ケミカル・ロマンスの存在は知りませんでしたが、過去に氷室京介とのコラボ、Mステ出演、日本公演も実施していたので、ファンの方も多そうです。原作を知らなくても十分楽しめると思います。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1のキャスト

 

 

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レジナルド・ハーグリーヴス卿:コルム・フィオール
1号(ルーサー):トム・ホッパー
2号(ディエゴ):デイビッド・カスタニェーダ
3号(アリソン):エミー・レイヴァー・ランプマン
4号(クラウス):ロバート・シーハン
5号(–):エイダン・ギャラガー
6号(ベン):ジャスティン・H・ミン(1話では既に亡くなっている設定です)
7号(ヴァーニャ):エレン・ペイジ

「アンブレラ・アカデミー」登場人物のおさらい

1号(ルーサー):体が大きく、怪力。父の命令で月で何かの任務をおこなっている。唯一、父を慕っている様子。
2号(ディエゴ):ナイフ投げの達人。ひとりで自警団のような活動をしている。父のことは憎んでいるが、母のことは慕っている様子。
3号(アリソン):発した言葉を現実化することができる。女優として活躍中。
4号(クラウス):死者と対話できる。(シラフの時のみ)6号・ベンは常に傍にいる様子。
能力を抑えるためにドラッグを常用している。暴力的なことは苦手そう。
5号(–):瞬間移動、タイムトラベルができる。13才の時に行方不明となった。
6号(ベン):体からタコの足のようなものを出せる? 故人のため詳細不明。
7号(ヴァーニャ):能力なし、バイオリン奏者。兄姉の暴露本を発表し孤立。
母:母親代わりに造られたアンドロイド。
ポゴ:執事。チンパンジー。
レナード:7号・ヴァーニャのバイオリンの生徒。

「アンブレラ・アカデミー」前回(シーズン1-7話)のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-7話のあらすじを復習したい方はこちらへ。
https://eigaou.com/113/

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-8話(Netflix)のネタバレ・考察・感想・レビュー

3号の後悔

3号・アリソンが7号・ヴァーニャを探しに行く道中、過去の出来事を思い出しています。3号・アリソンには人を操る能力があるのですが、女優としてのキャリアやパトリック(元夫)との結婚、さらには子育てでも能力を使っていました。そのことが原因で離婚となり、とても傷つき後悔しています。
一晩車を走らせ、ヴァーニャたちが向かったと思われるコテージに着きますが、そこに2人の姿はありませんでした。そして帰り道に、昨夜ヴァーニャたちが襲われたレストランでヴァーニャのマフラーを見つけます。現場にいた刑事から暴行事件のことを知り、怪我人が入院している病院までついて行きました。
そして昨夜の男たちは、レナードに雇われてあえて2人に絡んだということを知ります。
看護師からレナードは退院したと聞き、危険だと言う警察の隙をついてコテージに戻ります。

7号のさらなる特訓

7号・ヴァーニャとレナードは、昨夜襲ってきた男たち3人のうち1人は助かったが2人は亡くなったことを病院で知ります。コテージに戻ってきた2人ですが、7号・ヴァーニャは人を殺してしまったと動揺しています。努力するとできないし努力しないと人が死ぬ、と自分の能力に怯えてもいます。
そんな7号・ヴァーニャに対しレナードは訓練すればできるようになると、また森に誘います。昨夜のことを思い出しながら集中を促すレナード。すると「音」がバーニャの感情と共鳴しパワーを生むことがわかりました。
強力なパワーを目の前にして不気味に喜ぶレナードでしたが、ヴァーニャはパワーが止められたことに安心し喜んでいます。
このすれ違いから何かが起こらないといいのですが…。

男だけの会議

4号・クラウスは父と対面し、父の死が自死であったことを知ったとを1号・ルーサーと5号に話します。しかし、4号・クラウスは酒やドラッグで死者と話せる能力を常に封じていたため、1号・ルーサーと5号は完全には信じてくれません。そこへ執事のポゴがやってきて、真実だと言います。1号・ルーサーは、ポゴにまで裏切られていたと怒って部屋を出てしまいました。
その後、5号が世界を救うためのと4号を誘って出かけようとしたところに、留置所から脱出した2号・ディエゴが帰ってきます。3号・アリソンが危険なことを伝え、とりあえず1号を探しに行くことに。
1号・ルーサーはまだバーでお酒を飲んでいました。自暴自棄になるのもわかりますが…いつまでイジけてるんだよ、と思ったのは私だけではないはず。
しかし、殺人の前科があるレナードをアリソンひとりで探しに行ったことを聞き、あっさり復活!4人でコテージへ向かうことになりました。
8話にしてやっと、兄弟が団結した感がありますね。

ヘイゼルとアグネス

シーンは変わり、7話で駆け落ちしたヘイゼルとドーナツショップのアグネスの話です。
ヘイゼルは駆け落ちの前に相方のチャチャを手錠でホテルに軟禁していましたが、何とか脱出したようで2人を追っています。(ところで、ドーナツショップのアグネスはパートではなく店主だったようです。ごめん、アグネス!)
2人は目的の場所へ向かって楽しくドライブしています。しかしヘイゼルは残してきたチャチャが気になっているようです。残り2日を安心して過ごすため、またアグネスに危険が及ばないようにアグネスをひとりホテルに残し来た道を戻ります。
だったら駆け落ち前に決着をつければ良かったのでは…とも思いますが、2人には何とか幸せになってほしいです!

幼い頃の記憶

シーンは森のコテージへと戻ります。
7号・ヴァーニャの能力に異常に興奮しているレナードですが、ヴァーニャはバイオリンの練習をすると言って外に出ます。そして部屋に戻ってくるとレナードの姿が見えません。名前を呼びながら慌てて部屋中を探すヴァーニャ。レナードへの執着が激しすぎて若干引きます…。
発狂しているヴァーニャに、ふと子どもの頃の記憶がフラッシュバックします。父から集中してグラスを割るよう命令されていますが反抗し、地下室に閉じ込められていました。
ヴァーニャは感情を落ち着かせようと、バイオリンを手に取ります。集中して演奏するうちに落ち着きは取り戻しましたが、あたりは風が巻き起こり照明が揺れ不穏な雰囲気です。
そこへ3号・アリソンがやってきます。
7号・ヴァーニャの能力に驚きつつも、レナードが危険人物であることを伝えます。しかし、情報を処理しきれないヴァーニャは混乱するばかりです。
そしてヴァーニャの力を目の当たりにしたアリソンも、4才の頃の記憶を思い出します。父に言われるがまま能力を使って、ヴァーニャに「あなたは普通の子」と言い聞かせていたのです。

ヴァーニャの怒り

3号・アリソンの話を聞いた7号・ヴァーニャは、「私がアリソンの地位を揺るがすのが許せなかったから、私が特別な存在になるのが耐えられなかったから、私の力を封じた、人生を台無しにした」などと被害妄想爆発で責め立てます。4才だったアリソンが父に言われるがまま意味も分からずやったことなのに、ここまで責めるなんて…。
必死に説得する3号・アリソンですが、レナードと一緒に生きていくと宣言する7号・ヴァーニャ。3号・アリソンを家から追い出すために能力を使って脅します。能力を使って顔色が悪い7号・ヴァーニャを心配するアリソンですが、ヴァーニャは一切聞く耳を持ちません。
3号・アリソンが仕方なく能力を使って7号・ヴァーニャを落ち着かせようとしたところで、なんとヴァーニャがバイオリンの弦を振りかざしアリソンの喉を切ってしまいました…!
7号・ヴァーニャがパニックになっている所に、レナードが帰ってきます。倒れている3号・アリソンの姿を見て嬉しそうなレナード。嫌がるヴァーニャを無理やり引っ張り、車で去ります。そして道中には昨夜の事件で生き残った男が無残に殺された姿が。
少しして1号・ルーサーたちがコテージに到着し、瀕死状態の3号・アリソンを発見します。呆然とする兄弟たち。果たしてアリソンは助かるのでしょうか。
8話はとってもイライラしましたが、ヴァーニャの能力についても解明されて少しスッキリもしましたね。アリソン、生きていますように!
 

 

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アンブレラ・アカデミー シーズン1-8話の使用楽曲

アンブレラ・アカデミーは各シーンでの使用楽曲にこだわりが感じられます。楽曲の力でともて印象深いシーンになると感じたので、最後に紹介しておきます!
Lena Horne – “Stormy Weather”
Mary J. Blige – “Stay With Me”
Hooverphonic – “Mad About You”
音楽配信サービス「Spotify」ではアンブレラ・アカデミーのプレイリストが複数シェアされていますので、気になる方は探してみてくださいね。私もよく聴いています!

アンブレラ・アカデミー次回のあらすじ

アンブレラ・アカデミー シーズン1-9話のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-9話のあらすじはこちら。
https://eigaou.com/125/
(photo Netflixオリジナル『アンブレラ・アカデミー』)
 

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