「アンブレラ・アカデミー 」シーズン1-1話(Netflix)の あらすじ・ネタバレと感想。原作シェラルド・ウェイ

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春文

大学時代は文学部史学科文化人類学専攻で宗教、西洋文化史、サブカルチャーなどを勉強。趣味は漫画映画ジブリYouTube芸能ダークアカデミア、地域文化、ブログなど。現在は制作会社の運営などもしてます。

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2019年に公開されたNetflixオリジナルドラマ、「アンブレラ・アカデミー」。「特殊能力」というキーワードとポップなビジュアルに惹かれて、シーズン1(10話)を視聴しました。
1話ずつ紹介していきたいと思います!今回は第1話「大富豪の死」をご紹介します。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-1話「大富豪の死」あらすじ

1989年10月1日、妊娠の兆候がなかった女性たちが同時刻に出産、43人の赤ちゃんが誕生しました。大富豪のハーグリーヴズがそのうちの7人を引き取り、悪者を退治するヒーロー集団へと育て上げます。7人のうち6人には、どうやら特殊能力があるようです。
17年が経った現在は家族バラバラでの生活を送っていましたが、ある日ハーグリーヴズが突然亡くなったという知らせを受けます。
家族はお葬式のために再集結しますが、なんだかぎくしゃくした空気。
バラバラになった原因は何なのか、また、これから何が起こるのか…。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 製作

2019年配信/アメリカ/1話45~60分
配信:Netflix

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 の原作・キャスト

原作のジェラルド ウェイって誰?マイ・ケミカル・ロマンスとは?

本作品の原作は、同名のコミックシリーズ『The Umbrella Academy』で、原作者はマイ・ケミカル・ロマンスというバンドのヴォーカル、ジェラルド・ウェイです。
2020年3月に大阪公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大予防のため中止となっています。
私はマイ・ケミカル・ロマンスの存在は知りませんでしたが、過去に氷室京介とのコラボ、Mステ出演、日本公演も実施していたので、ファンの方も多そうです。原作を知らなくても十分楽しめると思います。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1のキャスト

 

 

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レジナルド・ハーグリーヴス卿:コルム・フィオール
1号(ルーサー):トム・ホッパー
2号(ディエゴ):デイビッド・カスタニェーダ
3号(アリソン):エミー・レイヴァー・ランプマン
4号(クラウス):ロバート・シーハン
5号(–):エイダン・ギャラガー
6号(ベン):ジャスティン・H・ミン(1話では既に亡くなっている設定です)
7号(ヴァーニャ):エレン・ペイジ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-1話(Netflix)のネタバレ・考察・感想・レビュー

「アンブレラ・アカデミー」各キャラクターの紹介

7号のヴァーニャ以外のメンバーは、それぞれ特殊能力を持っています。ストーリー中では過去を振り返るかたちで表現されていますが、先にまとめてご紹介します!
1号(ルーサー):体が大きく、怪力。父の命令で月で何かの任務をおこなっている。唯一、父を慕っている様子。
2号(ディエゴ):ナイフ投げの達人。ひとりで自警団のような活動をしている。父のことは憎んでいるが、母のことは慕っている様子。
3号(アリソン):発した言葉を現実化することができる。女優として活躍中。
4号(クラウス):死者と対話できる。(シラフの時のみ)6号・ベンは常に傍にいる様子。
能力を抑えるためにドラッグを常用している。暴力的なことは苦手そう。
5号(–):瞬間移動、タイムトラベルができる。13才の時に行方不明となった。
6号(ベン):体からタコの足のようなものを出せる? 故人のため詳細不明。
7号(ヴァーニャ):能力なし、ヴァイオリン奏者。兄姉の暴露本を発表し孤立。
母:母親代わりに造られたアンドロイド。
ポゴ:執事。チンパンジー。
〇号でない名前(例えば1号でいうルーサー)はアンドロイドの母親がつけたようですが、5号だけは名前がありません。5号は13才で行方不明になっていて名前がないと考えられるため、全員に人間らしい名前がついたのは、13才以降と考えられますね。

父の死、アンブレラ・アカデミー再集合

7人は生まれて間もなく大富豪に引き取られ、犯罪者を退治するためにアンブレラ・アカデミー第1期生として教育されます。チームとしてマスコミの前でもお披露目され、活躍していたようです。
ですが現在、5号は行方不明、6号は既に亡くなっており、家族別々に生活しています。
2号のディエゴは自警団としてヒーロー的な活動を続けていますが、他のメンバーはヒーロー業からは離れてしまっています。
そんなある日、父が心臓発作で亡くなったというニュースを知り、全員が実家に集合します。

家族の不仲

久しぶりの家族再会にも関わらず、ギスギスしています。
1号のルーサー以外は父の事を良く思っておらず、お葬式についての話し合いも他人事のようです。また1号は、父から「信用する相手を選べ」と忠告されたことと、亡くなった際にトレードマークである片眼鏡がなかったこととから身近な誰かに殺されたのではないか(例えば家族の誰か..)と疑っており、さらに険悪な雰囲気になってしまいます。
険悪な雰囲気を忘れようと自室で音楽をかけて踊る1号ルーサー。すると曲が聞こえた他の5人もそれぞれの場所で踊り出しました。
不仲であっても、繋がりはあることを感じさせるとても良いシーンでした。

7号の孤独

不仲な家族ですが、7号のヴァーニャは特に孤立しているようです。
7人の中でひとりだけ特殊能力がなく、父からも「特別なところがない」と言われて育ちました。アンブレラ・アカデミーのトレードマークである傘のタトゥーも自分だけ入れてもらえず(マジックペン自分で書いていた)、マスコミお披露目の場に一緒にいることもできません。
マスコミに対してハーグリーヴが発した『特別な子を6人引き取った』という言葉にも、7号・ヴァーニャは傷ついていたことでしょう。
兄姉に対する劣等感からか7号・ヴァーニャは暴露本を発表しており、そのことも孤立を強める原因になっています。

5号の帰還

それぞれの思いで踊っている時に、外で異変が起きます。
ブラックホールのようなものが出現し、17年もの間行方不明だった5号が13才の姿で飛び出してきました。
本人は未来で45年も過ごしていたようで、『見た目は子ども、頭脳は大人!』状態の58才です。兄姉たちは何をしていたのか聞こうとしますが、「未来はサイアクだった」と言うだけで詳しく話そうとしません。
お葬式の後、コーヒーを買いに行くと外に出る5号。ドーナツショップに行きますが、追手がやってきました。発信機をつけられていたようです。
瞬間移動の能力を使ってで全員を排除しますが、なぜ追われているのかなどは、まだ分かりません。
5号と兄姉の会話の中で、家には「42の寝室があるのにコーヒーはない」というくだりがありました。同時刻に生まれたのは43人だったはずなので、42という数字に違和感があり気になりました。何か意味があるのでしょうか。

2号の秘密、5号の告白

お葬式の後、1号・ルーサーと3号・アリソンは家に残り、他の3人は帰路へ。
4号・クラウスは2号・ディエゴの車に便乗します。途中、埠頭のような場所で車を止める2号の手には父のものと思われる片眼鏡が。そのまま海へと捨ててしまいました。なぜ2号が消えた片眼鏡を持っていたのでしょうか..。
一方、ドーナツショップで追手を排除した5号は、7号・ヴァーニャの家に忍び込んでいました。
7号は平凡で人の話を聞くから信用できる、と自分が未来で何を見たか話をしにきたようです。
「未来には何もなかった。自分が最後の生存者だった。8日後に世界は滅びる。でも止め方がわからない。」

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-1話(Netflix)の使用楽曲

アンブレラ・アカデミーは各シーンでの使用楽曲にこだわりが感じられます。楽曲の力でとても印象深いシーンになると感じたので、最後に紹介しておきます!
The Kinks – “Picture Book”
Fitz and the Tantrums – “The Walker”
Tiffany – “I Think We’re Alone Now”
They Might Be Giants – “Istanbul (Not Constantinople)”
音楽配信サービス「Spotify」ではアンブレラ・アカデミーのプレイリストが複数シェアされていますので、気になる方は探してみてくださいね。私もよく聴いています!

「アンブレラ・アカデミー」次回のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-2話のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-2話のあらすじはこちら。
https://eigaou.com/68
 
(photo Netflixオリジナル『アンブレラ・アカデミー』)

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